けんちゃんです。
移動平均線‥それを上手く利用すれば損を少なく利益を多くできるのが移動平均線です。
プロのトレーダーも多くが利用しているのが移動平均線です。
昔と比べて現在は無料で利用できるのでテクニカル分析の中では非常に親しみ深い指標と言えるでしょう。
移動平均線とは株価の平均値で自分で期間を設定できます。
メジャーなのは10日、20日、50日、150日、200日でしょう。
期間によって意味合いが変わってきますので順を追って説明してきます。
移動平均線の手法や見方とおすすめ数値や期間
移動平均線を使う上で大事な移動平均線の手法や見方とおすすめの数値や期間の選び方
1,10日と20日移動平均線
こちらの短期間な移動平均線は主に強い上昇トレンド中の株の利益確定や損切りに使用します。
本当に強く勢いが乗ってる株の場合はこちらを下回らず上昇し続けます。
また、ブレイクアウトして高値を更新した際の勢いを見るのにも使用します。
そのトレンドがすぐに萎んでしまわないかの売りサインの一つとして使用されます。
2,50日移動平均線
上昇トレンド続行中の目安と使われたり、調整開始の目安として使われたりします。
移動平均線の中でも1番メジャーですので株の押し目買いの目安として使わることも多く、50日線を下回った次の日に株が持ち直すことも多いです。
VISAと50日移動平均線
VISAと50日移動平均線を見ると分かりますが50日線が支点となって近づくか下回った次の日かその次の日に上昇しています。
逆にいつもと違って中々戻らない場合は売りサインということが分かります。
3,150日移動平均線
ちょっとマイナーですが長い目で見ても上昇トレンドを築いているのか大きな流れを読み解く時に使われます。
200日線と合わせて使われることも多いです。
4,200日移動平均線
最低限の損切ラインとして使われることが多いです。
こちらを下回ると底なしですので多くの人が損切りする方が多いです。
また、200日移動平均線が上向きに向いてるかどうかでトレンドの流れを見る場合もあります。
こちらの線を守っていれば過去の2000年のITバブルや2007年のリーマンショックも直撃するのは防げましたので最低限200日線上を守る方が多いです。
米国株の市場平均のS&P500で200日移動平均線を損切りラインした場合
引用元:^GSPC Interactive Stock Chart | S&P 500 Stock – Yahoo Finance
200日線を下回った時点ですぐにS&P500を売っていれば-5.68%ですがずっと持っていた場合は-56.78%のドローダウンを食らっていますので長期的に持つつもりの方でも200日線は守る方が多いです。
買い直して売るということを考えるともう少し200日線を守った場合でももう少しマイナスが広がる可能性がありますがそれでも-10%以下のはずです。
移動平均線の使い方と組み合わせ
移動平均線の使い方と組み合わせですが色々な移動平均線と合わせて使う場合が多いです。
とはいえ、5本もあると流石に見にくいのでその都度、消したり増やしたりしています。
1,10日線+20日線
上昇トレンドを開始している株、または上昇トレンド開始の兆候がでた株の短期的な強さを測る。
上昇トレンドを開始してしばらく10日線などを下回ったことがないのに下回り始めたら上昇のパワーが弱くなってきた証だ。
まだ上昇が続くかもしれないが半分を売るか利益確定売りを検討。
また、20日線を最後の砦して損切ラインとして設定するのもおすすめ。
株によって最適な移動平均線が違うのである色々と試すのがおすすめです。
Amazonの株価の20日移動平均線が最適だった例
引用元:AMZN Interactive Stock Chart | Amazon.com, Inc. Stock – Yahoo Finance
何回も触れそうになって反発してるのを見ると最適なのが分かる。
触れたか触れそうになっての反発回数で信頼性が上がるので色々と試すのがおすすめです。
トレードをするなら利益を守るのが大事です。
2,20日線+50日線+200日線
株の短期的な強さと長期的な強さと損切ラインに届いているかを見る。
揉み合いからの高値更新後に20日線や50日線を上回っているか、200日線は上向きかを考えるのに使用する。
3,50日線+150日線+200日線
投資を考える時に見る最低のライン。
これらの移動平均線を株価が下回るのは弱い証拠。
そもそも順張り投資なら投資に値しない
まとめ
今回は移動平均線の使い方や見方や手法や組み合わせや期間やおすすめ数値に書かせていただきました。
平均線を基準に買いや売りを考える場合は株やまたは買う時期によって最適な移動平均線が異なりますので色々と試したほうが良いです
また、同じ動きが見られた回数が多いほど信頼性が増していきます。
普段と違う動きが見られた場合は利益確定売りや損切りを考えたほうが良いでしょう。
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