損切りルールの目安やラインを決める必要性はあるのか?

けんちゃんです。

本日は損切りルールの目安やラインを決めて株投資するのが大事なのかを考えていきます。

株投資をしていると何百回と経験する含み損…。

誰もが近くに来てほしくない投資家にとっては嫌な存在です。

しかし、この嫌な存在を上手く扱うことで貴方のポートフォリオの最大ドローダウンを劇的に下げてシャープレシオを向上させてパフォーマンスを上げることに繋がります。

損切りは優良な安定高配当銘柄なら必要ないの嘘

損切りは成長株(グロース)投資家がやるものであって絶対に潰れない優良安定高配当銘柄に投資してるから損切りは必要ない?

いやいや、そんなことは決してありません。

例えば現在、優良な高配当銘柄として有名なコカ・コーラの個別株が人気です。

しかしながら当時も優良な株と信じ保有する人が多かったコカ・コーラ社は1972年に天井を付けて-68%も暴落して市場平均であるS&P500は-37.4%に対して大きく劣後してしまいます。

引用元:S&P 500 – Yahoo Finance

1972年~コカ・コーラ(KO)S&P500
下落率-68%-37.4%
株価回復までの期間約13年約8年

その後、コカ・コーラが元の株価に戻るのは1985年と13年も経過した後になります。

ちなみにS&P500が元の株価に戻るのは8年後の1980年となっておりますので回復も早くダメージが少ないのでここでも成長株と割安株がバランスよく含まれているインデックスが強かったのが分かります。

このようなことを考えると優良銘柄だからといって何も考えずにただ投資をしていると景気後退時に期待されたリスクの低さが得られない所か圧倒的に市場平均に負ける場合もあるということを肝に命じることが大事だと思われます。

株投資をやる以上、絶対に安心で安全な銘柄というのは存在しません。

それではどうしたらいいのか?

簡単です。

株投資で損切りルールの目安やラインを決めて株投資すればいいのです。

投資スタイル別 損切りの考え方

前回で株式投資において絶対に安全な投資先というのは存在しないというのは分かったと思います。

では具体的にリスクを減らしながらリターンを上げるにはどうすればいいのか?

インデックス編

まず、全米株式のVTIや全世界株式のVTなどのインデックスは基本的に積立投資で一般的なバランスよく含んでいるため非常に初心者におすすめです。

サラリーマンの定期収入を活かして積立を少しずつ行っていけば定年後には高確率で貯金だけの人よりも資産を残せるでしょう。

しかしながら問題なのは取り崩そうとしたときに未曾有の大暴落がある可能性が少しでもあるのが心配です。

そういったこともあるので損切りパターンとリバランスパターンを考えます。

20代30代40代50代60代
90%80%70%60%50%
現金10%20%30%40%50%

悪魔でも分かりやすい例ですがこのようにポートフォリオを組んで毎年か半年ごとに売買して適正なポートフォリオのバランスに直します。

こうすることによって

  1. 株が上がっている時期に株を売って安全資産である現金に変えれる
  2. 株が暴落しているときには変えておいた現金で株を買い付けできる
  3. 1972年から1980年まで続いたような下落してから上げ下げを繰り返す相場でも上げ下げの動きをとれるので儲けが出せる
  4. 資産価格の上下を抑えられる

こういったメリットがあります。

しかし、歴史を見てるとどんなときに買っても30年や20年経ってば株のみの方がリターンが良くなる傾向が在るのも事実ですので悩みどころです。

しかし、上のポートフォリオは年齢ごとに株を利益確定して現金の割合を上げているので退職時に株の暴落をくらっても株のみと比べて資産に対するダメージが少ないです。

安定性を重視する方におすすめの王道のポートフォリオです。

バランスについてはリスク許容度に合わせたお好みのバランスで良いと思います。

ウォーレン・バフェットのおすすめの運用方法

ちなみにウォーレン・バフェットは遺言で妻にS&P500を90% 短期債券を10%でリバランスして運用をするように書いています。

バークシャー・ハサウェイじゃないのが面白い所です。

後継者候補は優秀で会社の将来は心配ないとメディアに経営者の立場として株主たちに言っていても流石にいなくなった後は分からんと本心で思っているのかもしれません。

バリュー株(割安株)の損切り編

最初に書きましたが生活必需品セクターだから安全。

絶対に潰れない会社だから安心というのは幻想だというのが分かったと思います。

そもそもバリュー株(割安株)投資とは何ぞやと分からない人のために図で説明します。

現在の株価本来の価値の株価
株価の差70100

このような図のように本来の実力より低く見られた株を買って実際の本来の価値のある株価への戻りを期待するさやとりのような投資法です。

しかし、バリュー株(割安株)といっても本来の株価を判断するのはプロでも難しいのが現状でPERなどで無作為に買ってるとボロ株や万年株価が右肩下がりの衰退株も一緒に買ってしまうリスクもあります。

そもそもバリュー株(割安株)として市場に放置されているのは何かしら原因がある場合が多く、それが一時的な要因なのかそれとも社会に必要とされなくなりつつある会社の衰退のサインなのかを見極める眼が必要になります。

誰も割安株と気づいてくれない場合は株価が上がらず横ばいを続けることがあります。

そのため、インデックスよりも忍耐と見極める眼が必要になります。

バフェット流の投資スタイル

株の基本や勉強したいならセミナーではなく本を買うべき【知識の蓄積が差を分ける】の記事でも書きましたがウォーレン・バフェットは師匠のグレアムの本の賢明なる投資家を読んでそれまで短期投資中心でしたがバリュー株(割安株)投資を始めます。

その後、バリュー株投資が通用しなくなってきて新たなスタイルのワイドモートと成長性と割安株を混ぜた投資方法を開始してさらに大成功します。

バフェットは後にこんな言葉を残します。

私の85%はグレアムからできていて残り15%はフィッシャーからできている

フィッシャーとは成長株投資で成功した人でバフェットが師匠と仰ぐ方です。

このように単純にバリュー株(割安株)投資をして割安さのみで投資をするよりも総合的に考えた方がリターンが上がります。

バリュー株(割安株)の損切りルールの目安やラインの参考

基本的に株を買ってその株の含み損が-10%を越えたら損切りするべきと考えています。

-10%も含み損になるということは貴方の目論見が間違ってる可能性や買うタイミングが間違っている可能性が高いからです。

また、沢山の株の本でも書いてありますが-10%を越えたら数学的に取り戻すのにかなり苦労することになるからです。

長期投資だからと言い訳して損切りをせずにズルズル含み損を抱えるのはやめましょう。

グロース株(成長株)の損切り編

グロース株(成長株)はその名の通り成長を期待して買う株のことです。

例えば割安さを測るPERは株価÷一株当たりの利益=PERで算出されます。

その成長性によって将来、1株あたりの利益が上がるなら長い目で見ればお得だよねという考え方をします。

PERが40倍で1株あたりの利益が毎年+30%ある場合

上の図のように一見、PERが40倍と割高に見えても持続的な成長があれば株価は正当化されます。

そのため、基本的にPERはバリュー株(割安株)と比べて高めです。

しかしながら期待されやすいため、その期待に答えられないとインデックスと比べて下落が激しいです。

成長株(グロース株)の損切りルールの目安やラインの参考

基本的に逆指値を使うことになると思います。

一定の株価になったときに自動で注文してくれるものです。

ポジションサイズによって変わりますが割合が50%なら5%以下、割合が25%なら10%以下にするのをおすすめします。

これは資産に対する与える影響が大きさからそうなっています。

ポジションサイズが大きい場合はタイトにポジションサイズが小さい場合は損切りラインを少し広くの考え方です。

この5%や10%の損切りラインで振り落とされるようだと買うタイミングを間違えたか買う銘柄を間違えた可能性が高いです。

暴れ馬の-50%と+50%の上げ下げを繰り返すような株を買うのではなく値幅が小さく右肩上がりの株を探しましょう。

また、成長株は基本的に右肩上がりの株を買うべきです。

逆に理由もなく下がってる成長株は何らかの悪材料が隠れているかもしれません。

運用によって含み益が+40%とかなり増えた場合は利益確定してほかの効率の良い銘柄を探すか維持するのがおすすめです。

維持する場合は買った株価の-5%~-10%の損切りラインを上げて株価の200日移動平均線の上に置くなどして含み益をなくなさないように気をつけましょう。

迷った場合は半分利益確定して半分維持でもいいかもしれません。

損小利大が成長株投資の基本です。

まとめ

損切りルールの目安やラインを決める必要性は在るのかについて書かせていただきました。

基本的にインデックスと違い入れ替えを自分で行わなければならない個別株の場合は成長株でも割安株でも損切りを必須だと思っています。

個別株の運用は損小利大が基本でバランスのとれた運用が大事です。

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