けんちゃんです。
最近、話題のひふみ投信とレオスひふみプラスが値下がりしたことによりTwitter上では炎上しているようです。
そもそもひふみ投信とレオスひふみプラスとは何なのか?
どういった株の投資対象で今まで歩んできたのか。
ひふみ投信とレオスひふみプラスは売り時なのか?買い時なのか?を考えます。
ひふみ投信とレオスひふみプラスとは
まず、ひふみ投信とレオスひふみプラスは設立当初は小型成長株に投資を開始してきました。
「守りながら増やす」をモットーに安全資産の現金比率も最大50%まで上げることもあるという安心感から順調に純資産高を増やしていきました。
運用成績も足を使った独自の調査でベンチマークであるTOPIXを越えを何年も果たすなどして栄光の日々が続きました。
最近では人気が出すぎて純資産高があまりにも大きくなりすぎたため、小型株や中型株では身動き取れないため、大型株や米国成長株にも投資をするようになります。
そのせいか、ほかの中小型成長株アクティブファンドに比べて成績が見劣りするようになりましたが長期の成績ではまだまだTOPIXを越えています。
配当再投資後の年率トータルリターン
年率平均 | レオスひふみプラス | 日経225 |
1ヶ月 | +2.94% | +6.17% |
6ヶ月 | +3.33% | +13.31% |
1年 | +15.80% | +20.51% |
3年 | +19.55% | +13.30% |
5年 | +20.02% | +12.47% |
~2018年9月30日
ベンチマークとしてふさわしい低コストで有名なニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンドとレオスひふみプラスとの配当再投資後のトータルリターンです。
直近だとベンチマークの日経平均に約-3%ぐらいレオスひふみプラスはアンダーパフォームしています。
しかし、長期では物凄い好成績でレオスひふみプラスは投資家をハッピーにしてきました。
レオスひふみプラスはアクティブなファンドですので当たり前ですが日経平均と比べて選別しいるので全体的な投資ではないので良い時は良いのですが悪い時は悪い場合が多いです。
ひふみ投信についてはトータルリターンの推移が載ってないので次の基準価格の推移に載せさせて頂きます。
基準価格の推移
ひふみプラス | 日経225 | ひふみ投信 | |
1ヶ月 | -1.4% | +1.00% | -1.5% |
6ヶ月 | -3.2% | -0.22% | -3.3% |
1年 | +19.2% | -0.09% | +19.1% |
3年 | +50.6% | +3.95% | +50% |
~2018年8月10日
基準価格の推移ですので配当などを含まない金額ですので配当がでないニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンドとひふみ投信に若干有利な設定になっています。
圧倒的なひふみの基準価格の推移で日経平均を圧倒しています。
ひふみ投信かレオスひふみプラスかを比較
ひふみシリーズはどちらを選ぶか迷いますが基準価格が下落する分配金についても全く出しておらず同じ基準価格の値動きですのでどちらを選んでもほとんど同じ結果だと思われます。
信託報酬は500億円以下までどちらも一緒ですので99%の個人投資家には関係ないです。
そもそも基準価格の値動きについては信託報酬の控除後の値動きですので全く関係ありません。
どちらか選ぶかと言えば些細な差ですがひふみ投信は5年保持すると毎年2000円分のひふみ投信が貰えてさらに10年経つと毎年4000円分のひふみ投信がもらえるので長期で持つ予定があるときはこちらが少しだけ有利です。
まとめ
現在は初期の小型成長株投資していた時代と比べて純資産額が膨らみすぎて大型株と米国成長株に投資をしているので初期のような小型成長株投資の凄いパフォーマンスは難しいですが3年から5年を見ると大きくインデックスをアウトパフォームしておりいい成績です。
初期のようなパフォーマンスが欲しいなら純資産額が少ないやつのほうが身動きも取りやすくパフォーマンスを得やすいですがその分リスクが増すものと思われます。
直近を見るとインデックスを下回っていますがこれぐらいの下回りはアクティブ運用のファンドだとよくあることです。
安定した利回りを上げたいならアクティブファンドを分散したり投資対象を分散する手もあります。
ただ、アクティブファンドは世界的に見ても長期で見るとインデックスに負けると言われておりますので慎重に選ぶ必要がありそうです。
その理由の多くは規模の壁にぶち当たることです。
レオスひふみプラスやひふみ投信のように成績が良いとだんだん人とお金も集まってきて資産規模が大きくなります。
そうなると小型株を買いにくくなり、大型株や中型株中心になり、さらに売りをするにも買いをするにも時間がかけなくては売買しにくくなるため、成績が悪くなりやすいです。
ウォーレン・バフェットやピーター・リンチなどの伝説的な投資家も最初期の頃が一番成績が良かったです。
また、ひふみ投信とレオスひふみプラスの株投資をしていてちょっとした下げで動揺するようだとポジションが大きすぎる可能性があるので債券のみの運用にするか、現金ポジションを上げて定期的にリバランスして調整するなどした方が賢明と言えそうです。
参考記事
1,全ての日本小型成長株アクティブファンドは最強のインデックスのS&P500に勝てるか?を考えた記事→日本小型成長株アクティブファンドはS&P500に勝てるのか?
2,小型株のインデックスのJASDAQを米国株中心のポートフォリオを少し入れると安定性とリターンをもたらすかもと検証した記事→JASDAQを米国株ポートフォリオに入れるといいスパイスになる件【S&P500超え】
3,投資信託の投資していてちょっとした下落で動揺するようだとポジションが大きすぎるのかもを考えた記事→株の暴落時の下落リスクを限定的にする3つの方法